花の画家

森の中に住み、四季折々の植物や花を描いています。

実験 Experiment

絵の教室を始めるにあたって、いつも自分が使っている画材だけではなくて、どこでもすぐに手に入る画材で絵を描いてみた方が、より絵の描き方が分かりやすいのではないかという事で、前もって描いてみました。
使用したのはダイソーのスケッチブックと、桜クレパスの絵の具5色(赤、青、黄、茶、緑)。普段は、和紙がブレンドされた紙とホルベイン絵の具を使っていますが、色々と比べてみました。
100円のスケッチブックの紙は、あまり期待していませんでしたが、思ったよりも水に強いです。ただ、3回以上描いてティッシュで拭き取る、を繰り返すと紙の表面が削られて破けると思います。あと、紙の色が若干青よりの白なので、絵の雰囲気の柔らかさには欠けます。この点、もう少しお値段のする水彩画用の紙は水にもっと強いので描きやすいと思いますし、色合いももう少しアイボリーで柔らかみがあります。
 サクラクレパスの絵の具は、ホルベインに比べてパレット上での伸びがいまいちでした。半面、パレットに残った絵の具がすぐに乾くのでべたべたせず、保管するには便利です。色味は、ホルベインより全体的に明るく感じました。
こんな感じです。ちなみに、描いたお花はムラサキケマン。今あちこちで綺麗に咲いてます!
As I'll start painting lessons from next month, I tried to paint a picture using a sketchbook and paint tubes which you can get anywhere at reasonable prices. I thought that it would be easier for pupils to follow what I do when I use more common painting materials than the painting materials that I usually use, which are less common. Here is the result, it was an interesting experiment.