花の画家

森の中に住み、四季折々の植物や花を描いています。

2年目の今日 Two Years Ago Today

「もう2年」という感じと、「まだ2年前」と言う感情が入り混じっています。共同文化社が画文集『四季のきせき』を世に出してくださったのは2年前の今日でした。ムラサキケマンが静かな雨に打たれ、しっとり咲いている朝でした。
少しずつではありますが、この本を求めてくれている方々の所へ、一冊一冊確実に届いている実感があります。それは、この本を心を込めて作ってくださった方々がいて、大切に広めてくださっている方々がいて、そして、この本を愛して下さる方々がいるおかげです。その事に対して、日々感謝しかありません。そしてその一つ一つのご縁を思う時、いつも心が幸せで満たされます。
当たり前に見えているすべての事が実は奇跡なのだという事を、いつも忘れないでいたいと思います。そして、自然がそうであるように、少しでも美しい軌跡を残せるように私も生きていきたいと思うのです。
移ろいゆく季節の先には、いつも、のどかで平和な春の日溜まりが見えています。また来年のこの日も、巡り来る春の日に喜びの花を咲かせていられるようにと願いを込めつつ・・・感謝を込めて。
Exactly two years ago my book "Miracles/Traces of the Seasons" was published. I feel it was a long time ago, but at the same time, I feel it was quite recently.
I feel that my book is purchased by people who really want to own it, if not at an explosive pace. And that wouldn't have happened without the people who published it, who spread it and who really love it. I'm grateful to them!
I will not forget that everything that happens around me is a miracle, and I want to leave as beautiful traces in my life as nature always does.