昨日の午後、主人といつもの野原を散歩していた時のこと。
舗装されていない道を歩くと、こちらからコオロギがぴょこんと跳ね出て、あちらからカエルがぴょこんと跳んできて、またこちらからバッタがぴょこん、そして目の前をトンボがかすめていく。
それを見ながらとても嬉しそうな主人。そしてぽつりと「オランダでも自分が小さかった頃はこんな風に虫達が楽しく跳ねたり飛んだりしていたのに、今ではこんな光景は滅多に見られない」と。
オランダでは至る所で化学肥料を使いすぎているせいで、今では田舎でも虫達の姿はほとんど見られないのだそうです。牧草地だって、自然の草ばかりが生えている訳ではないのだといいます。食料自給率は高めで、農産品輸出大国のオランダですが、一方でそういう問題も孕んでいて・・・
「日本はまだまだ良い環境が残っているね」と。いつまでもこんな美しい風景を残したい・・・!色々と考えさせられた午後でした。
写真は、二年前に訪れたオランダの田舎で歩いた散歩道と野原。そういわれてみれば、虫達のいないとても静かな野原だったような気がします。