花の画家

森の中に住み、四季折々の植物や花を描いています。

古い日本映画 Old Japanese Films

古い日本映画が好きです。
島津安二郎監督の映画「婚約三羽烏(昭和37年)」を少し観返していたところ・・・
パリっと美男子の上原謙さん演じるサラリーマンの、高峰三枝子さん演じる社長令嬢とのロマンチックなシーンのセリフ:「谷山さん、そこでホルンを吹いてごらんなさい。庭にこだまして、牧歌的気分に浸れてよ。」ぽぉぉ~ん(ホルンの音、そしてこだまが聞こえる)令嬢「ほら、ね。」ぽぉぉ~ん。なぜホルンなのかと思いつつ、素敵な洋館のバルコニーに目を見張っていると、社長令嬢がうっとりした声で「ヒステリックなピアノの音より、ずっといいわ。」と・・・これは聞き捨てならない。
島津安二郎監督と言えば「浅草の灯(昭和37年)」も、楽しい映画でした。杉村春子さんの和製カルメンもなんだか良いです。
古い映画ついでに、五所平之助監督の映画「マダムと女房(昭和6年)」も面白かったです。田中絹代さんが若いです!この頃は大正時代の雰囲気がまだ残っていたのでしょうか、セリフや登場人物からすごくモダンな感じがするのが印象的でした。
I like to watch some old Japanese movies. One of the reasons why I like them is that I often hear classical music in them. In one of the films I introduce here there is a play within a play, one actress plays Carmen in Japanese and I love it so much!