花の画家

森の中に住み、四季折々の植物や花を描いています。

ボードレール Baudelaire

ボードレールの「悪の華」から、詩を少しずつ読んでいます。色彩と香りと音とが混じり合って溶けてゆくような美しさ。その色彩は、ヴェルレーヌの淡さとはまた違う鮮やかさを持っているように感じます。とは言えやはりボードレール、描写がどきっとする程グロテスクで生々しくもあり、好きかと言われればそうでも・・・それでもやはり、ドビュッシーにあれほどの霊感を呼び起こした詩人なのです。

”今おとずれるこの時に、かよわい茎に身を悶え 花々は香炉のように溶けながら、響も香も夕べの空にめぐり来る、憂愁尽きぬこのわるつ、くるめくような舞心地!” 「夕べの諧調(はるもにあ)」より

I've been reading some selected poems from The Flowers of Evil by Baudelaire. Colours, scents and sounds are mixed beautifully. I feel that colours in his poems are much more vivid than those in Verlaine's poems. I'm not sure if I like some grotesque parts of his poems...but of course I know that his genius inspired another genius greatly - Debussy!

"Voici venir les temps où vibrant sur sa tige
Chaque fleur s'évapore ainsi qu'un encensoir;
Les sons et les parfums tournent dans l'air du soir;
Valse mélancolique et langoureux vertige!"

"The season is at hand when swaying on its stem
Every flower exhales perfume like a censer;
Sounds and perfumes turn in the evening air;
Melancholy waltz and languid vertigo!"

 

 

無添加のアーティチョーククリーム Artichoke Cream with Natural Ingredients

先日描いて納品したアーティチョークのイラスト。早速クリームが完成し、こんな素敵なパッケージになりました~!とご連絡をいただきました。先行販売が開始されているそうです。作ってほしいとのリクエストが多かったという、無添加のお肌に優しいクリーム。ご興味ある方はぜひ使ってみてくださいね。

communekko.stores.jp

 

アーティチョークのクリーム Artichoke Cream

(株)CommuNekko様よりアーティチョークのクリームの紙箱用イラストをご注文いただきました。クリームは現在制作中で、アーティチョークのエキスと、ゼラニウムなど数種類の精油が入ったクリームになる予定だそうです。
パッケージ用の絵の時は、構図も色合いも要望を聞きながら修正を重ねるため、鉛筆での下書きが必須です。
以前、CommuNekkoの化粧水シリーズ「月桃潤肌」「白樺喜肌」「葛花透肌」のイラストも描かせていただきました。
こちらの化粧水、女性にはもちろん男性のアフターシェーブとしても素晴らしいです!
I got an order to paint artichoke flowers for a paper box of artichoke cream. I made some illustrations for the series of lotions from this company before. These lotions are great not only for women, but for men also as an after-shave lotion!




ハルジオン

去年の秋頃に、お庭に見慣れない白っぽい葉っぱがたくさん出現しました。怪しい・・・と思いつつ、ひょっとしたら花が咲くかもと放っておいたら、春になってにょきにょき茎が伸び、可愛らしい薄ピンクのハルジオンの花がたくさん咲きました!ここのところ午後明るい時間にゆっくり絵を描く時間が取れませんが、久しぶりに描きました。ハルジオン。可愛い・・・
Last autumn I saw a bit suspicious group of whitish leaves in my garden. I thought they could have nice flowers one day, so I left them there. Some weeks ago they started to grow long stems and their lovely light pink flowers are in full bloom now! I don't have much time recently to paint in the daytime, but I  could today. What lovely flowers they are...

テントセンブックス A book shop in Fukuoka

福岡市の東区香椎にある本屋さん、テントセンブックス。
お店の名前は、香椎が舞台の松本清張の小説「点と線」が由来なのだそうです。福岡にまつわる本や、地元の出版社の本などを中心にお取り扱いされています。また、子供向けの本も置いてあり、お子様連れのお客様も多いそうです。
 店内は、清潔感のある白い壁に木製の書棚が映えて美しく、また小さなテーブルにも本がセンス良く素敵に並べられていて、お洒落に下がったペンダントライトと相まってとっても魅力的!
こんな素敵なテントセンブックスで、「四季のきせき」をお取り扱いいただける事になりました。限られたスペースに大切に置いてくださっている事、本当にありがたいです。
お近くの方、福岡市内を訪れる方は、ぜひテントセンブックスにもお寄りくださいね。私も、普段は森に籠る日々ですが、夏頃にテントセンブックスを訪れたいと思っています!
My book will be sold in a book shop in Fukuoka city.
I feel grateful that the owner decided to give my book a space in his shop especially because this lovely small shop has limited space.

絵の教室 My Panting Class

朝早く起きて、ウマノアシガタを摘みました。第1回目の「野の花を描く水彩画教室」に持って行くためです。なんて綺麗な朝!前日まで、どの花を教室に持って行くか迷いましたが、昨日の午後に一番輝いて見えたウマノアシガタの黄色い花に決定。
素晴らしいお天気のおかげで、森の寺子屋ねっこのガラス張りギャラリーには光がたくさん溢れて、絵を描くにはぴったりの朝となりました。
子ども達の大胆で伸び伸びとした筆運び、大人の方々の繊細で優しい筆遣い、各々の個性が光る色使い。植物の生命力を写し取るにはある程度早い筆の動きが必要だと考えているため、結構早めのペースで描いていきましたが、皆さんしっかりとそのペースについてきてくださいました。そして描くこと1時間とちょっと・・・・それぞれに素敵な一輪が完成しましたよ~!
 こんな素敵な場所で教室を開けること、本当にありがたいです。森の寺子屋ねっこ。さわやかな風が吹き抜けるこの場所で、来月も水彩画教室を開催します。詳細はまた改めてお知らせします。
Today I had my first painting class. I woke up early and picked some flowers to bring to the class, what a bright morning it was!Thanks to this gorgeous weather we had enough sunlight in the gallery, a perfect day for painting pictures.
It was interesting to see children's dynamic strokes, adults' delicate and gentle strokes, and individual unique ways of using colours. I usually paint in a very fast tempo which I think is needed to capture the life of the plants, so it wasn't easy to follow my tempo for the pupils but they did!
And in about an hour...everybody painted a lovely one!